Drought Is Withering U.S. Crops.

最新号のTIMEの記事からです。

この記事によると、現在、アメリカ中西部では大変な干ばつに苦しんでいるそうです。…but what has happened to the American Midwest this summer has been practically biblical. 
このbiblical という言葉は、もちろんBibleからきた言葉で、「聖書の、聖書から出た」という意味ですが、あわせて「途方もない、並はずれた(=very great, on a large scale)」という意味も持っています。

現在、農家も、穀物会社も必死になって、対処の方法を考えています。…Farmers and crop companies are struggling to figure out ways to cope with severe drought.
でももちろん、わたしたち人類にとって、天候を調整することは、その技術の及ぶところではありません。..Changing the weather is still beyond us.

そこで、現在の農業ビジネスが考えているのが、新しいタイプの遺伝子組み換え穀物ということになるらしいのです。
効率よく、限られた水を利用することができ、過酷な乾燥した環境でも育っていくことのできる植物。

ただ、強力な農業ビジネスが開発した、水を少量した使わなくても成長する新しいSuperseedsは、同時に、農家の命運も左右する諸刃の剣でもあります。

つまり、GM(Genetically modified) crops(=遺伝子組み換え穀物)は再生能力、次の世代を作っていく能力を持たないため、農家は、毎年、この種を購入し続けなくてはなりません。
一旦、GMCに手を染めれば、これからずっとその企業の傘下に入ることを意味するわけです。

もちろん、この干ばつを乗り切って、生き延びることは大切です。
この厳しい選択にアメリカ農業は直面することになるのです。

そんなことも暗示させる記事でした。

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