原点に帰る①  英語を書きましょう。

最近、一部の高校生の人たちと話していて、少し驚いたことがあります。

 

英語の勉強の仕方について、彼らの高校の先生たちが口にされた「ひとこと」です。

 

いわく、「英語は書くな、字が乱れるから」

「英語は書くな、字が乱れて、それを覚えると間違いを記憶することになるから」

 

そのセリフの言われた詳しい状況は知りません。

ノートの英文が、間違いだらけの生徒さんに対していった言葉なのかもしれません。

だから、一概に非難はできないのかな、と思っています。

 

ただ、もし一部の生徒さんでも、そのことばを文字通り受け取られた人がいたら、まずいかな、と思います。

 

エブリでは、いままで音読を繰り返し、英文を覚えること、そして、和文英訳と、自由英作文を強くお勧めしてきました。

 

だから、「英文を書くな」というのは、かなり驚きました。

 

わたしたちは教材として講談社の「英会話・ぜったい・音読」のテキストを使っています。

 

このテキストでは、音読を繰り返した後、繰り返し英文を書くことを勧めています。

 

ある程度、急いで書くことを勧めていますから、スペリングが間違ってしまったり、あわてて書いて、文字が読みにくくなってしまうことも多いと思われます。

 

それは、当然、学習者が見直して、訂正したり、もっと丁寧に書くことを前提としているのだ、と思います。

 

残念ながら、このテキストでは、そこまで書いてはいません。

 

でも、英文を書くことは、記憶にも役に立つし、なによりも手が英文を書くことに慣れてきます。

 

わたしたちは、逆に英語を実際に書いたことのない生徒さんもたくさん見てきました。

残念なことですが、そういう方たちは、書く練習を重ねないと、なかなか英語になじまなかった場合が多くありました。

 

こうした、わたしたちが?と感じた先生方のことばについて、少し考えてみたいと思います。

 

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