今日から英検1級(長文その②)

今日から1級

いつから始めても、勉強を始めるのに遅れることなし、です。

はじめよう、と思った日から始めればよいのです。

ただ、始めるにあたって、どうしても用意しなくてはならないものがあります。

どんな試験でもそうですが、できるだけ最新の問題。

さいわい、英検のホームページを開くと、最新の問題が3回分、手に入ります。

そこで、早速取り組んでみましょう。

英検の問題でも、1級は、一筋縄ではいきません。

以前、長文の問題の解説を書きかけていて、しばらくお休みしてしまいました。

そこで、今日は、そのおさらいを兼ねて、読んでいきたいと思います。

1級の長文問題のいやらしいところは、直訳しても意味が通じない場合があることです。

実際にどんなところなのか。

英検のHPから取り出した最新問題を読んでみましょう。

大きな問題の3の最初の問題です。

A Matter of Taste というタイトルです。

思い出してもらえるとよいのですが、

フランスの社会学者、ピエール・バルデューという人物が、「好みによる判断」という著書の中で、社会的な地位と、本人の好みの問題を論じています。

バルデューは、このなかで、

significant correlation between social class and cultural preferences.

と書いています。

つまり、「社会的な階級と好みとの間には、重大な相関関係がある」というわけです。

彼の研究は、なぜ高く評価されるのか。

What made his analysis groundbreaking, however, was his research into people’s justifications for their preferences.

What made his analysis groundbreaking = 何が、彼の分析を革命的なものにしているのか

justification = a good reason why something exists or is done = 正当なものとする

何が、彼の分析を革命的なものにしているのか、というと、彼の研究が、人の好みの正当化する理屈に踏み込んでいるからだ。

というわけなんです。

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