暗誦に欠かせないこと

「英会話・ぜったい・音読」の本で、すぐれているのは、書き取りを勧めていることです。

暗誦は、英語の勉強の上で欠かせないことなのですが、日ごろから英語を書くことに慣れている人たちなら大丈夫なのですが、そうでない場合、英語を書く必要があります。

もちろん、英作文のような形で書くわけではありません。

覚えた文を、自分で書きとってみることです。

実は、私自身、怠けてしまうこともあるのですが、単語や文を覚える場合には、音読することとあわせて、ノートなどに書いてみることが必須です。

これに加えて、覚えた文を、今度は日本語から英語にしていく、という「口頭英作文」も必要です。

暗誦→書き取り→口頭英作文という一通りの流れをマスターすることによって、英語のストックがかなり充実してくることになります。

一人一人の学習者の方の、勉強のタイプも違いますし、会話的なものにあこがれる人や、読むことができたらいい、と考える人、さらにもっとレベルの高いところまで登っていきたい方といろいろあります。

ある程度、自由な形で英語の勉強をしていくと、会話的なことが好みの方は、音読や、スピーキング、あとつけ練習などはあまり指導されなくてもやっていくことができるでしょう。

同じように、読むことにあこがれている方は、どんどん英語文法をマスターして、興味のあるものに進んでいくかもしれません。

ただ、なかなか英語を書く、という方向に進む方は少ないかもしれません。

こうした場合には、ある程度、厳しく英語を書く訓練を自分の勉強法の中に入れておく必要があるかもしれません。

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