音読からの英語力増強(3)高校生編

音読をする、という作業は、脳のいくつかの部分を同時に活用することを意味します。

まず、英文を見る、という行動。

音読しながら、英文を眺めるわけです。

始めのうちは、完全に憶えきっているのではないから、文字を見ながら、音読していくわけです。

でも、エブリ方式であれば、毎回レッスンごとに音読しますから、3-4回のレッスンを終えたころには、だんだんと、英文が頭に残り始めます。

さらに、レッスンは続きます。

やがては、テキストの一部を見ただけで、文全体が言えるようになり、さらにはレッスン全体を言うことができるのです。

このとき、テキストの内容は、繰り返しのおかげで、記憶されていますから、テキストに書かれているメッセージを表現するための表現が、同時に頭に残っていることになります。

じつは、このとき、文法をするのが一番良いです。

先日まで、小学校6年生の方が、エブリに来てくれていましたが、この子は、最初は「英会話・やっぱり・音読」という本の標準編を終了して、大体中学2-3年生程度の表現を身に着けていました。

この後、文法の問題集をやりましたが、かなりのスピードで、あっという間に問題をこなしていきました。

これは、もともと、頭の中に収められていた英文が、文法ルールを学ぶことで、きっちりと整理された結果です。

わたしたちの多くは、高校で本格的な英文法を学びますが、それまでに暗記した英文がとても少ないので、ルールを覚えてから、実例を学ぶ形になってしまいます。

これだと、とても時間がかかり、そのうえ、効果があまり上がらないのです。

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