音読からの英語力増強(5)高校生編

音読を学んだ方の英語力は、ある程度、保証されます。

なぜかというと、

①正しい表現を覚えているので、英語を話す・書くときにためらいがない。

②音読・暗誦の段階で、文法的に確実に整理されているので、応用の幅が広い。

③3人称単数のs、過去形、そのほかの文法的事項について、あまり意識しなくても正しく情報を処理できる。

じつは、今後大切になっていくのは、三番目のポイントです。

いままでも、英検2級、準1級の2次試験では、英語で、即興で、ある状況を説明する作業がありました。

このとき、2級であれば、全部過去形で表現しなくてはなりませんし、準1級であれば、時として、仮定法や、過去完了を使わなくてはならない場面もあります。

こうした試験のときには、時間もある程度制限があるため、それほどのんびり作文する余裕はありません。

でも、暗誦をきちんとやってくださった方のほとんどは、2次試験に関しては、あまり心配せずに済みました。

中学2年生で2級を合格された方も、きちんと過去形で表現することができていました。

あと、2級以上であれば、時事的な質問に対して、即興で答えることが要求されます。

こうしたことについても、ストーリィで学んでいると、知識さえあれば、上手く解答できるのです。

さらに、新年度2016年度からは、2級以上には、従来1級で出されていたような形の、時事問題に関する自由英作文が要求されます。

もちろん、今までの1級に出されていたほどの難度ではありません。

でも、長文の英作文というのは、学校でも実施するチャンスが少ないため、かなりの負担になることは確かです。

こうした問題に対しても、音読から英語を学んだ方は、対処のコツがわかります。

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