クリスティ短編全集2

アガサ・クリスティというとカリカチュア的な名探偵、エルキュール・ポワロや愛すべき老婦人、ミス・マープルといったテレビ化されたミステリでおなじみのイギリスを代表する推理小説作家。「そして誰もいなくなった」や、「オリエント急行の殺人」「アクロイド殺人事件」といった、奇想天外な作品でも有名で、映画化されたものもたくさんあります。東京創元社の推理文庫からだされている「クリスティ短編全集」の第2巻は、本国で…

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K君の合格報告

高校2年の時からエブリに通ってきていたK君から大学合格のお知らせを受け取りました。暗誦と英作文が役に立ったと言っていただいてとてもうれしく思いました。K君は、お兄さんからエブリのことを聞いて通い始めてくれました。もともと英語があまり好きではなかったK君ですが、特に暗誦が良い、と言われて通う気になってくれたようです。K君のレッスンは90分。内容は次の通りでした。1,英文暗誦、2,英作文、3,英文読解…

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趣味を英語で!

仕事で英語が必要!TOEICで××点取らないと昇進できない!英語を学ぶ理由は人さまざま。でも、同時に英語で趣味を広げることを考えてはみませんか。わたし自身は、ミステリが楽しみです。シャーロック・ホームズは英語でも読みます。DVDもグレナダTVのシリーズを英語ヴァージョンで揃えています。本文よりも注釈が多いのではないか、と思わせるNew Annotated Sherlock Holmes も全3巻そ…

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真樹日佐夫さんのこと

年が改まってすぐに、真樹日佐夫さんの訃報をききました。真樹さんといえば、「巨人の星」「あしたのジョー」で有名な梶原一騎さんの実弟であり、ご自身、「ワル」などの原作者として、また「拳」などの小説家として著名な方でした。もちろん面識があるわけではありません。実は、わたしは、梶原一騎、真樹日佐夫さんの作品を折につけ読んできた、隠れたファンでした。体形的にも、経験から言っても格闘技系とはほど遠い、私のよう…

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北杜夫さんのこと

北杜夫さんが亡くなったときには、とても悲しく思いました。小学6年の時に、当時とっていた新聞に、北さんの「奇病連盟」が連載されて、毎日新聞が届くのを待ちかねて読んでいました。その後単行本になって時にも買ってもらって、何度もくりかえし読み、ボロボロになってしまったころ、全集が出ることになり、これも手に入れました。全集には、月報、という言うものがついており、これには北さん自身の『創作余話』が連載されてい…

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ペンギン・ハイウェイ

「鹿男あをによし」のファンなので、万城目学さんの作風に似た作家はいないか、探してみたところ、森見登美彦さんの名前がよく上がります。「夜は短し歩けよ乙女」という山本周五郎賞受賞作品を借り出して読んでみましたが、どちらかというと、状況の面白さというより文章の楽しさの印象が残りました。その後、いくつかの作品を読んできて、森見ファンにもなってきましたが、最近になって、話題の新作「ペンギン・ハイウェイ」を読…

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TOEIC対策(part3&4)

高校や大学の学生がTOEICに取り組むときに、大きな障害になるのはビジネス用語です。読めばわかる言葉でも、聞きなれていないと想像がつきません。TOEICを例にとると、リスニングのPart 3とPart 4 とがそれにあたります。初めて聞いた時には、何が言われているのかさっぱりわからず、途方に暮れてしまうという人も少なくありません。ここでお勧めの勉強方法は、ディクテーションです。わたしたちは、どんな…

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JAPAN: One Year Later

タイム3月12日号の記事から。訳しにくい部分です。1段落。Cars no longer dangle from the upper floors of tottering buildings.車は、ぐらついたビルの上の階からもうぶら下がってはいない。2段落。The extraordinary resilience and cohesion of Japanese society helped th…

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サイモン・アークの事件簿

エドワード・D・ホックといえば、ミステリの分野で、短編の名手とされている人物ですが、その代表作といってよい『サイモン・アーク』の短篇集がまとまっています。サイモン・アークは、年齢不詳、2000年も生きているということを口にしたこともある人物で、怪奇現象や、悪魔にまみえるために世界を渡り歩いていると言います。ワトソン役をつとめるのは、名前の出てこない「わたし」で、有名な出版社の上級編集者を務めていま…

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TOEICにおける英文法

TOEICの受験を考えている人たちで、あまり文法を重要視していない方がいらっしゃいます。でも、それでは、なかなかあと一歩の向上に結び付きません。リーディングの部分の最初のpart 5 の101-140が文法的要素をかなり含んでいるのは、よく指摘されることです。たとえば、both A and B であるとか、either A or B といった表現が出てきます。これは、接続詞をやっておけば、必須で登…

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