音読で身につける英語の実践力(2)TOEIC編

冒頭に「音読で」と書きました。現在の受講される方の実力と、希望する達成レベルによって、音読で挑戦する領域は変わってきます。でも、考え方は同じです。説明しましょう。もしあなたが、いままで、音読を活用して勉強してきたことがなく、英語にも自信があまりない、というのであれば、とりあえず、TOEIC問題集のリスニング問題。特に、Part 2 Question=Response の部分に力を入れて、暗誦してく…

続きを読む

音読で身につける英語力(7)TOEIC編

TOEICはビジネスパーソンの英語力を図るためのものである。この原則を思い出していただくと、TOEICの特徴がわかります。ビジネスによく用いられる用語、表現、状況が用いられているということです。リスニングでは、会議用の書類をどこかに置き忘れてしまった担当者が、思い当たる場所を同僚と話し合っている状況。あるいは、30年間、誠実に勤務し続けて、業績を残した退職者への記念品の贈呈。または、新しい技術の発…

続きを読む

音読からの英語力増強(3)高校生編

音読をする、という作業は、脳のいくつかの部分を同時に活用することを意味します。まず、英文を見る、という行動。音読しながら、英文を眺めるわけです。始めのうちは、完全に憶えきっているのではないから、文字を見ながら、音読していくわけです。でも、エブリ方式であれば、毎回レッスンごとに音読しますから、3-4回のレッスンを終えたころには、だんだんと、英文が頭に残り始めます。さらに、レッスンは続きます。やがては…

続きを読む

音読を使って身につける英語力(5)TOEIC編

現在、エブリでおすすめしているテキストは次の二つです。ひとつはDHCから出ている「ニュース英語のリスニング」で、これは5-7行程度の実際のニュース英語を使っているもの。関心を持てる話題が、大体1日で覚えられるコンパクトさで、全部で48のニュース・ストーリィがついていますが、完全にマスターされた方も何人かいらっしゃって、「大変だったけれど、後になって考えるととても役に立った」といっていただきました。…

続きを読む

音読で身につける英語の実践力(4)TOEIC編

もちろんTOEICのテキストでの暗誦は役に立ちます。ただ、せっかく暗誦するのであれば、次の要件に当てはまるものを選んでいただくとより有効です。①「例文集」のような1文1文独立した内容のものではなく、あるていどまとまったストーリィのあるもの。②ビジネスにかかわるもの。③自分が読んでいて楽しめるタイプのもの。なぜでしょう?①に関していうと、私たちは、大学受験の準備などで、こうした英文集をずいぶん覚えて…

続きを読む

音読で身に着ける英語の実戦力(1)TOEIC編

TOEICは日本人ビジネスマンが、海外に出たときに使うことのできる英語力をはかるのがもともとの目的でした。現在では、学生の英語力を測るのにも用いられているのですが、本来はビジネス系。これをよく表しているのは、実際の出題スタイルです。写真を見て、正しい描写を選ぶ問題はそうでもありませんが、そのあとの会話返答選択問題、リスニングの出題内容を見れば、企業内でのコミュニケーションを想定しているのは明らかで…

続きを読む

音読からの英語力増強(2)高校生編

高校生編の2回目です。前回、高校生の方の音読活用法についてお話ししました。このとき、すこしずつ、英文の意味が、訳さなくても理解できるようになる、と書きました。さて、ここです。わたしたちが、英会話に対して、苦手意識を持っているのは、この「訳さなくても理解できる」レベルの英語に達していないためです。よく言われることですが、日常的に話している表現自体はそれほど難しいものではありません。ところが、私たちの…

続きを読む

音読からの英語力増強(1)高校生編

音読に対する注目が高まっています。エブリでは、以前から、音読をレッスンの冒頭に取り入れ、英検や、TOEIC、あるいは高校生の英語学習などで効果を上げてきました。今回は、この音読をどのように活用するのか、特に高校生の方たちを対象にお話しします。思春期になると、なかなか声を出して英語を読むことに抵抗が生まれます。授業などでは、先生が声を出しても、ほとんどの生徒は唇を動かすだけ、という状況が多くみられま…

続きを読む

英検の英作文(4)

以前、試験に関する英文を書きました。タイトルは、Are exams a necessary evil?でした。最初、necessary であることを説明するのか、evil であることを書かなくてはならないのか迷いました。結局のところ、necessary かつ evil であることを述べなくてはならないのだ、ということに気付き、次のような書き方になりました。試験は必要である。なぜなら、時間、費用、労…

続きを読む

英検の英作文(3)

英検1級のポイントの問題の続きです。先ほど挙げた、Do Jaでは、panese parents spend too much money on their children’s education?の問題をもう少し考えてみましょう。too much というからには、何かしら欠点がなくてはなりません。たとえば、He speaks too much. だったら、なんでもしゃべってしまう困っ…

続きを読む