英会話上達法①
CNN English という雑誌があります。
アメリカの CNN 放送のニュースやインタビューなどを、解説と音声CDをあわせて載せている雑誌です。
この雑誌に、英語で生活している人たちのインタビューが載っています。
今月は、女性のバッグを生産している会社の社長さんのインタビューでした。
興味深かったのは、この社長さんが、
「自分は話すほうが得意なので、独り言をいつも英語で言っていました」
という発言でした。
わたしも、英検1級を目指していたころ、通勤していた学校へ行くときに、最寄の駅ではなく、一つ前の駅で降りて、歩いて通勤していました。
このときに、面接試験に備えて、いつも英語のスピーチを組み立てることにしていました。
松本亨先生も、通学の折、毎日英語の教科書を覚えて歩いていたそうです。
やがて、学校のテキストを完全に暗記した後は、独り言を英語で言っていたそうです。
もちろん、自分の世界の独り言ですから、何を語るかは自由です。
たとえば、気に入った小説などがあれば、自分の要約で、あるいは、自分の好きなように作り直すのもOK.
旺文社の「標準問題精講」という英語の参考書のシリーズがあります。
このなかで、もともとのシリーズの原点である、「英文標準問題精講」の著者、原仙作先生も
学生だった頃に、いつも英語で話をする練習をされていた、と書かれていたのを覚えています。
まわりに話をするネーティブスピーカーがいない、というのは、何ら言い訳にはなりません。
たれも聞いていないからこそ、勇気をもって英語を話すことが可能になる。
そんなことも人生にはありますね。