英検準1級のすすめ②リスニング(つづき)

わたしたちが、留学を過大評価しているのはなぜでしょう。よく言われるのは、日本でいくらやっても英語力はつかない。海外に出で、数か月もすれば、英語なんか簡単にしゃべれるようになる。という神話です。事実は逆だと言ってもよいくらいです。現在、日本国内で手に入る英語教材は、非常におおく、おそらく、きちんと勉強しさえすれば、海外に出かけなくても、英語力を身につけることができます。むしろ、アメリカ本国に行ったと…

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英検準1級のすすめ②リスニング

英検の問題の採点は、おおざっぱに言って、3つの分野に分けられます。リーディング、つまり単語と長文、リスニング、そしてライティングの3つです。この3つについては、均等に点数が配分されています。実際には、問題数の関係から、リーディングよりも1問当たりの配点は少し高め、と言ってよいと思います。リーディングに関しては、前回のコラムでも書きましたが、高校卒業レベルから、一般使用レベルにわたる単語が出題されま…

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英検準1級のすすめ①ボキャブラリーと長文読解

私ども、エブリ・イングリッシュ・サービスでは、英検1級、準1級の受験対策コースを、メインコースに位置付けています。その理由は、準1級は、いわば、高校の英語から卒業して、世の中で用いられている英語の世界に入門するレベルの英語であり、さらに1級は、入門レベルから、実際に、ビジネスや研究、自分の好きな世界へとコマを進めるための基礎レベル、実用英語への、とば口であると位置づけられるからです。簡単に言うと、…

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音読の効用③

3回にわたって、音読の効用について述べてきました。今回は、3回目ということで、最後の効用です。いままで、①音読により、内容、英文構造、発音、イントネーション、リズムが身につくこと。②音読により、スピーチや作文に応用できる英文が覚えられること。を説明してきました。③番目は、もっと深いところで、大きな思い出ができること、を挙げておきます。子供のころからの愛読書のひとつが、フランスの作家、サン=テグジュ…

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音読の効用②

前回、音読の効用として、繰り返し音読することで得られる、英文の発音、音調、リズムといった利点についてお話ししました。もちろん、繰り返し音読すれば、英文そのものをおぼえることも容易に行うことができます。前回、ここで取り上げた教材には、一つの大きな特徴があります。わたしたちは、いままで英語の暗誦と言えば、たとえば、英語の単語帳の例文暗記であったり、教科書の例文をテストで記述したりというスタイルのモノば…

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音読の効用①

わたしども、エブリ・イングリッシュ・サービスの大きな特徴として、英文音読をあげることができます。実際、ほとんどのレッスンで、音読が一つの柱になっています。音読する教材は、生徒さんのレベルで違ってきますが、音読をする、ということについては共通しています。音読をお薦めする理由は、3つあります。ひとつは、自然に、むりなく英文を自分の心の中に刻み込むことができること。音読は英語の勉強において欠かせないもの…

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TIMEの記事から世界を見る「過ぎ越しの祭り」④

ユダヤの過ぎ越しの祭りの記事の最後の部分です。過去数十年にわたって、祖母が取り仕切ってきた[過ぎ越しの祭り]の祝宴ですが、今年は、新型コロナウイルスのために、家族が集まって、お祝いをすることもできなくなりました。筆者は、いままで、ごく当たり前にユダヤ教の食事のしきたりも守ってきたのですが、大学に入ってみると、世の中の人たちは、そうしたしきたりも大して気にせず、普通に生活していました。大学時代は、人…

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TIMEの記事から世界を見る「過ぎ越しの祭り」③

ユダヤと言えば、戒律を厳しく守ったり、他の宗教の人たちとは、一線を画したり、というイメージがありますが、こうしたイメージも常に正しいわけではないようです。この記事では、実際に大学などで、ユダヤ以外の宗教に触れる若者たちの者の考え方についても触れています。日本でも、ユダヤに関しては、さまざまな本が出版されていますが、興味本位の書き方や、陰謀論などに結びつけたものなどもあり、どこまでが信じられるのか判…

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TIMEの記事から世界を知る「過ぎ越しの祭り」②

前回、過ぎ越しの祭り、というユダヤのお祭りと、それが、コロナの感染のため、毎年の祝宴が行えないのではないか、と心配する孫たちのエッセイの始めの部分をお読みいただきました。今日は、引き続き、このお話を抜粋して読んでいきましょう。For most of my childhood, I ate almost every lunch and dinner the week of Passover at M…

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TIMEの記事から世界を見る「過ぎ越しの祭り」①

少し前の記事ですが、TIMEに「過ぎ越しの祭り」の記事が載りました。[過ぎ越しの祭り]は、映画「屋根の上のバイオリン弾き」にも描かれた、ユダヤのお祭りです。以前、TIMEでは、秘密情報部員たちが、コロナ感染拡大のために、まともに活動もできなくて困っている、というエッセイが掲載されました。今回は、昔ながらのユダヤのしきたりが、コロナのおかげで、お預けになる、というお話です。それでは、最初の部分を読ん…

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