「英会話・ぜったい・音読」(標準編)講談社

本書は、エブリの暗誦用教材として利用させていただいている本です。現在では、シリーズが全6巻となり、標準編はその3冊目にあたりますが、もともとはこれが最初に出されたものです。構成は、冒頭50ページに、国弘正雄さんの「音読のすすめ」と千田潤一さんの「音読の方法」がまとめられています。国弘さんの「只管朗読」(ただひたすら朗読)というのは「英語の話し方」という著書の中で述べられたものでした。音読用の独立し…

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英英辞典への招待

英語の勉強に関するアドバイスで、定番のように言われることばがあります。いわく、英英辞典を使いましょう。問題は、何を、どう使うか、です。日本の辞典でも、学生用と一般用がありますが、もちろん英英辞典でもおなじです。英英辞典では、多くの場合、利用者に、外国人学習者も想定していますから、選択肢はもっと広いことになります。つまり、英語を母国語として使っている人のうち、学生をはじめとする学習者と、一般の利用者…

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英検1級自由英作文の書き方

エブリ・イングリッシュ・サービスでは、英検1級の英作文に対応したコースを設けています。今回は、このコースの指導にあたって、もっとも大切だと考えていることを説明します。それは、どのように全体を構成するか、です。英検1級においては、賛成・反対のどちらかの立場をとるべき問題が出されます。たとえば、「英語学習にとって、留学は必要である」です。これには、必要か、必要とはいえないかのどちらかしか答えがありませ…

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英作文の落とし穴(添削例) [その4/完結]

ここまでで、全文の修正は終わりました。(その4)では、もう少し詳しい解説をしておきます。英英辞典の定義、例文はOxford Advanced Learner’s Dictionary を参照しています。第一に、単数、複数ですが、今回のe-book readersのように、一般的なものの場合、文章中、特定個人の所有するものでなければ、おおむね複数形で表現することが多いようです。contain は、t…

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英作文の落とし穴(添削例) [その2]

自由英作文のときに大きな問題となる、わたしたちが共通に持っている考え方を、いかに英語らしく修正していくか、の2回目です。③段落目の原文は以下の通りでした。Second, an e-book reader has a capacity to contain a great amount of books. When you travel, you have to carry several pape…

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英作文の落とし穴(添削例) [その1]

英作文をネイティブ・チェックしていただいたとき、表現はなおされても、流れを修正されることはほとんどありません。ところが、実際に英文のやり取りでトラブルになるのは、この「流れ」の部分のようです。この記事では、この「流れ」に注目して、書いていただいた英文を修正していきます。タイトル;An e-book reader or traditional paper book①I prefer an e-boo…

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