音読の限界?③

音読の限界?③レッスン4の最後が、鎌倉と奈良の大仏比べ。ここで、燃え尽きてしまう人が、結構出ます。こちらも、ここまでかな、と思って、教材を変えたこともあります。すると、新しい教材で、始めのうちは続くのですが、やはりトラック10くらいで止まってしまう。まあ、暗誦した部分は覚えているので、無駄ではないですが、ここでまた教材を変えては、もったいない。出版社の思うつぼ・・とはいいませんが、ちょっともったい…

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音読の限界?②

音読の限界?②エブリに来ていらっしゃる方ならおなじみの、講談社「英会話・ぜったい・音読」の標準編。中学校3年生の教科書に載っているレッスンを、暗誦用に集めたテキストです。最初のレッスンはThe Internet 。これは、皆さん、すいすい進みます。レッスン2は、コンピュータの発達。パスカルが出てきたり、嶋正利氏が登場したり、なじみのある方には、おもしろいレッスン。これまた、割とすいすい進みます。こ…

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音読の限界?①

音読の限界?①このブログでは、よく取り上げていますが、エブリでは、毎回のレッスンで、音読をしています。この教材はいろいろです。中学、高校1,2年生であれば、「英会話・ぜったい・音読」という講談社の教材を使っています。また、参加されていらっしゃる方の好みやレベルに合わせて、「クマのプーさん」とか「星の王子さま」といったものを使っているクラスもあります。この音読のレッスンで、みなさんが誰しもぶつかる壁…

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声のサイエンス

声のサイエンスNHK出版新書から「声ノサイエンスーあの人の声は、なぜ心を揺さぶるのか」という本が出版されました。著者は山崎広子さん。音楽・音声ジャーナリストという耳慣れない肩書きの方で、いくつかの大学で心理学・音声学を学んだ後、認知心理学をベースに人間の心身への音声の影響を研究された、という履歴をもつ方です。わたしも、音声学を学んだ人間の端くれとして、非常に興味深く読ませていただきました。私なりに…

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コンピュータの声が示す隠れた差別意識

ニューヨークタイムズの記事から。Computer voices expose a strong set of biases(コンピュータ音声が、強い差別意識を表面化させる)副題は How machines sound can change or harden how we see each other つまり、「機械の音は、どのようにして、私たちが互いを意識しているかを変え、または強めるか」となっ…

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気を付けたい発音

英検1級2次試験は、スピーチ+質疑応答ですが、ここで重大な結果に結びついてしまうのが、基本的な単語の発音です。workとwalk、warなどは、案外、わかっているようでいて、区別ができていない方がいらっしゃいます。一度、ある方が2次試験後にお越しになり、「発音」の部分がずいぶん低くて納得がいかない、とおっしゃられました。たしかにとてもよく勉強されている方でしたが、warの発音が「ワー」になっていて…

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音読レッスンの具体的な方法

4月から英語を始めよう、エブリに通って英語を得意科目にしよう、という方からの問い合わせで、よく音読のことを尋ねられます。実際に、見ていただくのが手っ取り早いのですが、具体的な音読レッスンの仕方を簡単にまとめておきます。教材については、「音読レッスンの教材」という記事がありますので、そちらをご覧になってください。あなたがエブリの初めてのレッスンを受けるとしましょう。お手元には「英会話・ぜったい・音読…

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音読レッスンの教材

本校では、ほとんどすべてのレッスンの冒頭に、音読を行っています。音読する教材は、大きく分けて3つあります。英語が苦手という方には、講談社の「英会話・ぜったい・音読」(標準編)です。これは中学3年生用の英語の教科書のレッスンを選んだもので、インターネットに関するレッスンからはじまり、自然破壊などについてのものなどがあり、さいごはキング牧師のI have a dream で締めくくります。英語が苦手な…

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英語の発音とアクセント

わたしたちは、英語の音読をする場合に、まず、教科書の単語からとりかかることがよくあります。このとき、単語の横に発音記号が書いてあり、([ai]などですね)当然、アクセントの位置も書かれています。一語一語を読んでいるときには、それぞれの単語にはアクセントがおかれます。ところが、この単語たちが集まって、文を作り上げると、発音やアクセントに面白い変化が起こります。各文には、強めるべきところがあります。T…

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英語の標準音

音読指導について、インターネット上には、さまざまな意見があります。最近、目を通したものを私なりに要約をしてみます。「各種教育機関は、英語が発音記号に記載されている通りに発音されているかのように指導している。実際にはそうではない。辞典についている発音どおりに発音する人もいるが、そうでない人の方が多い。発話者の住んでいる地区、教育環境、経験、教養などによって、標準的な音とかけ離れた発音をしている人たち…

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