英語の新しい学び方

以前、講談社現代新書に、松本亨先生の「新しい英語の学び方」という本がありました。大変残念なことに、今では絶版になってしまいました。古本屋さんで探しても、見つかることはなくなってしまっています。実は、この本が、松本先生が、ラジオ英会話でなされていた、英語の勉強法を紹介してくださっている、かけがえのない本なのです。目次には、「英英辞典を使う」という項目はないのですが、実は、この本全体を通して、松本先生…

続きを読む

今日から1級(長文編)①

今日から1級(長文編)①1級の長文は、むずかしい。どういう点で難しいのか、というと、作者の言わんとしていること、つまりメッセージをとらえることが難しい。具体例として、2018年第1回の試験を挙げてみたい。A matter of taste という文である。「好みの問題」というタイトルで、何を言おうとしているのか、というと、ピエール・バルデューというフランスの社会経済学者の著書、Distinctio…

続きを読む

英語を話す秘訣④

英語を話す秘訣④教科書に書いてある、トピックについて、1分くらいで話すことも考えてみると、力がぐんぐんついてきます。Many teenagers today are tired of learning traditional subjects like biology.Why not? It is because they can hardly find it exciting to learn …

続きを読む

英語を話す秘訣③

英語を話す秘訣③こんな形で、練習を進めていけば、中学1年生のテキストだけでも、十分いろいろ話すことができます。Do you study English at school?Yes, I do.I study English at school.How often a week do you study English?I study it four times a week.Do you stud…

続きを読む

英語を話す秘訣②

英語を話す秘訣②英語を話すためには、たくさんの量の英語の文をストックしておく必要があります。英語をストックする、ということはどういうことでしょうか。要は、生活に必要なレベルの文章を、たくさん読み、繰り返して練習しておくことです。どのレベルの文章?あなたのレベルより少しやさしめからスタートすることが望ましいでしょう。たとえば、中学校の教科書。あまり自信のない人は、1年生の教科書から。最初のページから…

続きを読む

英語を話す秘訣①

英語を話す秘訣①英語を話す秘訣。それは、話すテーマを持つことです。日常英会話、とよくいわれます。それにしても、何らかのメッセージがあるから、話すことができるのです。たとえば、海外に留学するとしましょう。当然のことながら、「空港までどうやっていけばいい?」How can I get to the airport?「どこで食べるものを買ったらいい?」Where can I get something …

続きを読む

英検1級を目指す④

英検1級を目指す④では1級ではどうか。最近出てきたものはこうした話でした。フエルミの逆説。フェルミというのは、ある科学的な数値の単位です。地球の属する太陽系、そして太陽系の属する銀河系。この時間、空間共に巨大な星の集団の中に、果たして知的生命体は存在するのか。いろんな要素から考えると、知的生命体が存在している可能性は結構高い。であるのに、私たちは、その痕跡さえ見つけてはいません。知的生命体がいれば…

続きを読む

英検1級を目指す③

英検1級を目指す③準1級の勉強をしていて役に立つことは、「英語そのものの実力で英文を理解しなくてはならない」ということです。なにをいっているの?そう思われる方も多いでしょう。2級までの長文は、「今まで聞いたことのある話」だったのではありませんか。たとえば、日常生活のエピソード。ある親切な夫婦が、ギターの練習場所に苦労していた若者に場所を貸してあげた。やがて、それが有名になって、そういう若者たちがよ…

続きを読む

英検1級を目指す②

英検1級を目指す②英検の上級級をめざすための方法論です。英検準1級は、中学校、高校で教鞭をとられている英語の先生方に、取得してもらいたい資格として、文科省も推奨しています。単語については、おそらく、毎日の生活の中で、英字新聞なり、インターネットによるニュース関連の記事を読まれると、このレベルの単語がよく出てきます。この時、おすすめは英英辞典です。高校レベルの単語が、おおむね確実なものになっていれば…

続きを読む

英検1級をめざす①

英検1級を目指す①今回も英検は無事終了しました。英検の各級の中でも、1級といえば、まさに高嶺の花です。問題をちらっと見ただけで、単語も難しいし、長文やリスニングも厳しそう。そして何より、1次の作文、2次のスピーチ。こうした要因から、準1級の合格を手にしても、すぐに1級を標準にする方は少ないようです。事実、3級→準2級→2級とつづく坂に比べて、準1級はぐっとレベルが高くなります。いうなれば、2級まで…

続きを読む