音読の限界?①
このブログでは、よく取り上げていますが、エブリでは、毎回のレッスンで、音読をしています。
この教材はいろいろです。
中学、高校1,2年生であれば、「英会話・ぜったい・音読」という講談社の教材を使っています。
また、参加されていらっしゃる方の好みやレベルに合わせて、「クマのプーさん」とか「星の王子さま」といったものを使っているクラスもあります。
この音読のレッスンで、みなさんが誰しもぶつかる壁があります。
たいていの方にとって、音読・暗唱は、目新しい作業なので、最初はなかなか面白い。
毎回、音読の始めのページから始めるので、飛ばしたからわからない、といった部分もありません。
だいたい、CDトラックでいうと、10ぐらいでしょうか。
やっていらっしゃる方たちが、疲れてきます。
具体的に、体力がなくなるわけではありません。
おぼえることができなくなる。
同じように練習しているのに、突然、内容が定着しなくなります。
わたしのほうも、教材を変えてみる、とか、やり方を変化させるとか、工夫するのですが、なぜか、おぼえられなくなります。
おもしろいのは、ある点からピタッと、記憶に残らなくなる。
実に不思議なのですね。
まるで、おとぎ話に出てくる、魔女の呪いでもかけられたように、それまでの部分はスラスラ出てくるのに、そこからが、頭に入らないのです。