An Unquiet People

昨年の津波と福島原発事故で、多くの日本人が熱意のある反原発活動家になった・・という書き出しで、3月19日号のタイムは、3・11以後の日本について述べています。
たしかに、復興計画は遅々として進まず、驚くべきことに義捐金も、まだ十分に行き渡っていない現状で、税金と電気料金が上がっていく、というのは、かなり理不尽な気持ちになってしまいます。

というわけで、この記事の冒頭の部分を見ていきます。

第1段落
Chieko Natori doesn’t look like an activist. On a January day in Tokyo, her tiny frame is lost in the boho-chic layers of a Japanese yuppie.
ナトリ・チエコは活動家には見えない。ある1月の日、東京で、彼女の小さな体は日本の都会派エリートの自由で粋な表面に隠れていた。
・・彼女は、自分の小さな息子を歩かせるためにクラッカーを持って歩いていますが、なかなか息子は言うことを聞いてくれません。
こんな、どこにでもいる母親のチエコさんですが・・

第2段落
Though Natori, 38, may not be having any luck shifting her toddler, since Japan’s 2011 nuclear disaster she has mobilized thousands of citizens.
ナトリさんは38歳、自分の子供を変えるほどの力はないかもしれないが、日本の2011年の原発事故以来、何千人もの市民を動員してきています。
・・それは彼女か、自分の住んでいるミサトが、本当に放射能の影響を受けていないのか不安を感じて、それをブログに書いたことから始まりました。

第3段落
In one school, they found levels as high as 5.76 microsieverts per hour.(A microsievert measures radiation dosage—as a comparison, a full-month dental X-ray emits a dose of 150 microsieverts.)
ある学校では、運動家たちは一時間当たり5.76マイクロシーベルトの放射能を測定しました。(マイクロシーベルトは放射線の量を測る単位で、比較すれば、1か月まるごとの歯医者のレントゲンでは150マイクロシーベルトを出している)
・・これによって、母親たちは啓蒙されるわけですね。

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