戦争が家にやってきた①
今週のタイムの表紙は、ある家族の写真です。
この家族写真には、爆弾で足をなくしてしまった子供たちが写っています。
まさに、家に戦争がやってきてしまった家族の物語。
この記事は、写真も豊富なのですが、いずれも子供たちが、淡々と運命を受け入れている様が、映し出されていて、何とも言えません。
最初は、この悲惨な状態を招いてしまったある事件から、記事は始まります。
The Ibrahim Khil Family spent the night of April 28 unable to sleep as bullets cracked and rockets exploded outside their home.
イブラハム・キール家は4月28日の夜を眠れないで過ごした。それは弾丸が響き、ロケット弾が家の外で爆発したからだ。
By 6 a.m., the fighting had stopped and some of the children began walking through the dry wheat fields to school.
朝6時までに戦争は終わっており、何人かの子供たちは、学校に向かって乾いた麦畑を歩いて行った。
One came across a sleek, dull-green object, about the size of a police baton, picked it up and turned for home to show the others.
一人が、すべすべして、濃い緑色のものを見つけた。それは警察の警棒ほどの大きさだったので、拾い上げて、他の子供たちに見せびらかすために家に向かった。
Accounts of what happened next vary from child to child, but after nearly a dozen children had gathered, the rocket-propelled grenade (RPG) fell to the ground.
次に起きたことの説明は子供一人一人によって違う。しかし、10名以上の子供たちが集まった後、ロケットで推進する手榴弾(RPG)は地面に落ちた。
(武器の名称にかんしてはじしんがありませんが・・)
Hamisha Gul, 60, heard the explosion over the noise of his tractor, half a mile away.
ハミシャ・ガル(60)は0.5マイル離れた場所で、彼のトラクターの音を上回る爆発音を聞いた。
When he turned, a cloud of dust billowed outside his home.
彼がふりかえると、埃の雲が彼の家の外に舞い上がっていた。
ここまで読んでくるだけで、まるで映画のワンシーンのように、映像が浮かんできます。
やはり、タイムの書き方は、生き生きしています。