準1級を受験する人たちは、ちょうど高校生高学年から20代、30代の方が多いせいか、実際の試験で声が出ない、という話を試験官の方から伺ったことがあります。
たしかに、小学校や中学校に比べて、声を出すのが照れくさい、抵抗がある、という年齢であることも事実でしょうし、そうでなくても、大きな声であいさつをして、仕事に取り組む、というスタイルに抵抗感のある人も多いでしょう。
こうした人たちにとって、まず大切なのは、相手に聞こえるだけの声量で話すことです。
英検の試験会場は、大体は高校などの教室です。
試験官と、受験者以外は誰もいないとはいえ、案外、大きなスペースであり、受験生の声が小さいと、つい耳を澄ませないと聞こえなくなってしまうものです
この欄ではすでに何度もお話していますが、英語に苦手意識があると、ますます声を出すことは、苦行になってしまいます。
できれば、2次試験までほぼひと月、これぞと決めたテキストを繰り返し音読しましょう。
特に、同じものを繰り返すことによって、英語は、早く、正確に読めるようになります。
しかも、美しく読めるようになります。
ぜひ、ご自分で試してみてください。
実際に面接に入った時に、大いに音読が役立っていることに気づかれると思います。