基本的に2次試験のスピーチのフォーマットは、1次試験のエッセイとほぼ同じと考えてよいでしょう。
もちろん、準備時間は1分しかありませんし、示されるトピックは5つ、さらにポイントというヒントはまったくありませんから、準備にかかる労力は、作文するより大変かもしれません。
ここ数年、出題されているテーマを振り返ってみると、従来のものと違い、パーソナル・トピックはほぼ完全に姿を消しています。
社会的なトピックが中心です。
たとえば、インターネットにセンサーシップ(検閲)は必要か、とか、政府は国内問題と国際問題のいずれに重点を置いて対処すべきか、といったタイトルです。
Internet should be kept away from censorship. については、次のような形が考えられるでしょう。
賛成であれば、インターネットは表現の自由が保障されるべきであること。
インターネットの強みは、即時性(=つまり利用するために時間がかからないこと)利便性(=辞典などがなくても手軽に情報を得られること)国際性(=世界のどこからでも情報にアクセスできること)などが挙げられます。
特に検閲に関わるものとしては、最後の国際性が重要だと思いますが、それ以外の側面も、スピーチに関連してくる可能性があります。
だとすれば、
I agree with the notion that governments should not censor the contents of the Internet because of the following reasons.
First, the internet system works well only when there is no censorship.
Second, …
といったスタイルでできるだけ詳しく例について述べていきます。
そして結論として、もう一度、
I conclude that the Internet should be free from censorship for the abovementioned reasons. First, …
といった形でまとめておくとよいと思います。