英検に関しては、最も経験を積んでいると言えると思います。
もともとエブリは、英検1級対策専門塾としてスタートしています。
「英検勝負!」をうたった、広告では、つねに、合格者数を提示しています。
英検1級は、英語の資格試験のなかでも最高峰に位置する難しい試験です。
平成4年の改革以来、ボキャブラリー、長文、作文、リスニングの構成となり、難易度もずっと維持されています。
ボキャブラリーの面では、ジーニアスや、ランダムハウスといった「英和大辞典」の名を持つ辞典の単語が頻出します。
準1級に合格された方でも、1級の単語問題では選択肢の中に知っている単語がない、といった状態がごくあたりまえのように展開されます。
今回、ひさびさの作文の出題形式の変更が導入されますが、それだけではなく、単語も、さらに難しいものが加わるのではないか、という読みもあります。
毎日、単語学習を習慣化すること、わかりにくい単語は、辞典(英英辞典)で内容の確認をしておくこと、また、発音のチェックと、使い方、例文を調べておくことがおすすめです。
1級の冒頭、1番の問題は25のボキャブラリー問題ですが、このうち、末尾4問[問題№22-25)は、熟語が出されます。
この4問も、あまり耳にしない熟語が多く、受験者の方を悩ませています。
朝日出版社から出されている「動詞を使いこなすための英和活用辞典」からの出題が多くみられています。
長文では、一時期は、医学関係、特に、脳科学系の長文が多く出題されることもありましたが、いまでは、どちらかというと、歴史や政治に関する、人文科学系のものが多くみられます。
ここで要求されるのは、正確に英文を理解するための、文法力、単語力で、とくに、代名詞では、どの語が、何を指しているのかを正しく把握すること。
一文が、数行ないし十数行におよぶ長文がまれではない、1級の問題では、流れを見失わないことが大切で、そのためには、常に、この文の趣旨はなんなのか、と考え続けていかなくてはなりません。
リスニングに関しても、社会学的、科学的な現象をとらえた長めの問題が出されることが多く、一文一文の意味もさることながら、ひとまとまりのスピーチを捕えていくことで、正解が導かれます。
音声を聞いた時に、できるだけ早く日本語に訳そう、と思うのではなく、英語のままで意味をとらえていくように心がけることが重要。
この目的を達成するためには、音読にしくものはありません。
次回はひきつづき、英検についてご説明させていただきます。