即席スピーチのヒント②
新聞は近い将来消滅するか、というトピックでの即興スピーチを考えなくてはならないとしたら、どうしますか?
新聞は紙でできているから、木材を消費する。
しかも、全頁がきちんと読まれているわけではなく、興味関心に合わせて、テレビ欄しか見ない人、宣伝広告だけが欲しい人、連載小説を読みたい人、いろんな読者がいます。
だとすると、読まずに捨てられてしまうページもずいぶんあるでしょう。
そういう意味では、新聞は膨大な、紙の無駄遣いかもしれない。
そんなところまででした。
さて、インターネットの形で提供されている新聞ならどうでしょう。
それは、今までの新聞の概念をすっかり変えてしまう「新聞」なのかもしれません。
たとえば、ページ数。
従来の新聞は、使えるページ数が決まっていて、どれだけ載せたい記事があっても、載せられる量が決まっていました。
インターネットだと、量には制限がありません。
面白そうな内容なら、いくらでもページを割くことができます。
また、ある日、何も起こらないようなこともあるでしょう。
そんなときには、更新しなければよい。
読まれないページがあっても、原料があるわけではないので、困りません。
そうすると、読んでもらえるか、もらえないかの分かれ目は、おもしろいかどうか。
書き手のユニークさが物を言うのかもしれません。
いやいや、単に、一つの単語で検索した時に、上位に出てくるかどうかだけかもしれない。
だとすると、インターネット新聞なども、誰にも気づかれないうちに消滅してしまう、ということもあるでしょう。
これも、一つの面白い切り口になるかもしれません。