赤は悪いイメージ?
ある教育関係のレポートからの話題です。
コネティカット州のダニエルズ小学校では、教員たちが、生徒の提出物や、テストの採点をするのに赤を使っていました。
赤ペンで、間違いを訂正して、正しい答えを書く。
ところが、これに対して、抗議の声が上がりました。
生徒は、テストが帰ってきたり、提出物が戻ってくると、赤でびっしり書き込まれている。
これがストレスになる、というわけです。
そこで、校長先生は、赤を使用禁止としました。
赤が、やり玉にあがり、教員たちは、赤を使わないようにし始めました。
同時に、教え方の改革も行われたようです。
たとえば、まず、間違いを指摘するより、よいところを取り上げて、その後、改良すべき点を指導する、というもの。
教員は、まず過ちを指摘する傾向があるが、そうではなく、もう少し肯定的に見るようにすべきだ、というわけです。
赤の代わりに選ばれたのは、紫でした。
カラースペシャリストのナンシーアイスマンさんに言わせると、紫は、コミュニケーションとの
つながりにおいて、よい色なのだそうです。
また、別の試みもなされています。
先生たちがチェックする前に、生徒同志で採点しあって、修正など行うと、それほど抵抗感がなく、受け入れられる、ということもわかりました。
メリィランドの小学校では、この方法で、先生たちが何色を使おうと、あまり問題にはならないようです。
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たぶん、わたしたちは、あまり先生の使う「赤ペン」には抵抗がないように思うのですが・・。
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