スピーチの構成ですが、基本は1次試験を参考にしてもよいと思います。
つまり、あるテーマに対して、賛成か反対か立場を明確にして、そのあと理由を述べる、というパターンです。
この時、理由を3つ、などと明確な数字を出すと、失敗する場合があります。
スピーチはリアル・タイムで行われるからです。
これも私の失敗経験からですが、あるタイトルに対して、3つ理由があります、と述べました。
発言した時には確かに3つあったのです。
ところが、そのあと、話しを進めていくと、自分の記憶の中から3つ目の理由がすっかり姿を消してしまっています。
口の方では、二つ目の理由をほとんど終わろうとしています。
スピーチのスピードを落として、頭の中では3つ目の理由がなんだったか、必死になって思い出そうとします。
結局、出てこないまま、苦肉の策で二つ目のポイントを繰り返したりして、時間を稼ぎました。
ようやく2分間のスピーチ終了の合図があって、質問です。
ジャッジの方が、開口一番、こう聞きました。
“Well, then, what is your third reason?”