こんな話が、ジャパンタイムズの科学欄に載っていました!
A diet of corn is turning wild hamsters in northeastern France into deranged cannibals that devour their offspring, alarmed researchers have reported.
ぞっとしますね?
訳は次の通り。
「トウモロコシのエサを与えられているフランス、北東部の野生のハムスターが、自分の子供まで食べてしまう狂った共食い生物に変わってしまった!という衝撃の報告が研究者からなされた」
というわけで、この情報を提供しているのは、Alsaceにある、「環境保護研究センター」の所長さん。ヨーロッパのハムスターの専門家の方らしい。
「我々のハムスターの生息地は、ひどくなっているようだ」
さらに東に行くと、被害は多いようです。
The findings, reported in the British Royal Society journal Proceedings B, finger industrial-scale monoculture as the culprit.
「Proceeding B という雑誌を出しているイギリスの王立の組織では、産業でうみだされた単一の種が問題の原因らしいと報告している」
昔は、いろんな穀物や、根っこ、あるいは昆虫などを食べて生活しいた、穴に住むげっ歯類ですが、最近では、次の代まで続かない、一代かぎりの(遺伝子調整済みの)トウモロコシを餌にしているらしい。
このおかげで、ハムスターたちは、他の種類の食べ物を食べる機会がなくなってしまっているそうです。
すると、ビタミンB3,つまりナイアシン(ニコチン酸といわれる)が不足してしまうらしい。
実験室で、穀物や、トウモロコシを主体とするエサを食べさせているハムスターと、クローバーや、芋虫を食べているハムスターとを比べた記録もあります。
子供の生まれる数には変わりがないですが、生存率が全然違うらしい。
穀物とクローバー、あるいは穀物と芋虫で育った親の子供のうち、5分の4は、離乳している。
ところが、コーンを食べているほうは、わずか5パーセントしか、生存していない。
ここからは、筆者の意見ですが、遺伝子組み換え食品のような感じがあるのかもしれません。
それにしても、生存率があまりにも違いすぎるし、それも共食いの結果、というのでは、救われません。
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