今朝、生徒さんからお電話をいただきました。
Tさんは現在高校生。小学校のころ数年間アメリカで暮らしたことがあり、英検1級に挑戦していましたが、なかなか合格できない、ということでエブリにいらっしゃっていました。
今日は、念願の1級に合格できた!という喜びの連絡でした。
彼女は、リスニングはほとんど満点という素晴らしい成績でしたが、ボキャブラリーと長文で苦戦していました。
単語については、1級は、かなり難しい。
そこで、ある単語集を、毎週覚えてもらうという方法をとりました。
大体40語くらいを範囲にして、そのほとんどすべてを出題する確認テストを行うというやり方です。
非常に熱心に取り組んでくれて、毎回テストをすると、ほとんど満点でした。
長文は、過去問題をじっくり読みこむことと、関連の話題を柔らかく砕いてお話しする、という形で取り組んでみました。
あるトピックについて、良い点があれば、悪い点を考えてみる、賛成の人の意見を読んだら、反対する論点を思い浮かべてみる、という方法で、基本的な考えの整理をしてみました。
おそらく、この方法は、作文にも役に立ったと思います。
1次試験終了後は、合格の手ごたえがあったので、引き続き2次対策を行いました。
今までに出されたテーマをいくつか作文してもらい、さらにスピーチ、質疑応答といった流れで、整理して行きました。
長文の練習でも行っていた、考え方のトレーニングを続けて、右から、左からといった具合に、良い点、悪い点を応用できるように工夫してみました。
期間としては短かったけれど、効果が上がったとすればこの方法に会ったように思います。
Tさん自身、帰宅後、インターネットで該当の話題について調べてみたりして、より考えを深める努力もされていたと伺いました。
世間的に正しいとされている考えに対して、そのまま飲み込むのではなくて、批判的に眺めることのできる、柔軟な思考のできる人になってもらいたいと思います。
Tさん、本当におめでとうございます!