英検1級2次対策②
④自己紹介から試験は始まる
試験本番では、あいさつをして、試験会場に入室します。
このときから、試験は始まっています。
挨拶をして、着席、採点シートを渡します。
つぎにフリートークがあります。
Tell me about yourself. とか Do you use English in your daily life? などと、あなた自身について聞かれることがよくあります。
もちろん、これは点数には入らないのですが、ひとつ、おおきな意味合いがあります。
あなたの英語力について、おおざっぱなイメージを与える効果です。
冒頭のやり取りが、うまくいかなかったから、といって、あきらめてしまう必要は全くありません。
ただ、たとえば、ちょっとした会話のやりとりで、試験官の方に興味を持っていただけることやあるでしょう。
ちょっとした趣味のお話。
今朝、試験会場に来る前に、近くの喫茶店によってきました。
レジのところに、いくつか人形が置いてありました。
店主の方が、お好きなのか、プーさんの小さなぬいぐるみがありました。
わたしもプーが大好きなので、今日は運がいいのかな、と思いました。
そしてにっこりすれば、それだけで、雰囲気がよくなりますよね。
また審査員の方は、英語の専門家であることが多いでしょう。
教える仕事をされている方なら、たとえば、ご自分の苦労体験を簡単にお話しするだけでも、関心を持っていただけるかもしれません。
ある生徒さんは、特許関係のお仕事をされています。
英語でのプレゼンをする機会がなかなか多い。
こうした中で、英語のネィティブではないかたたちからの、まくしたてるような質問で、何を言われているのか全く分からなくて困ってしまった。
でも、ボードに単語を書いたら、わかってもらえた。
そんな話でも十分なのです。
気を付けることは、1行ていどで、すっきりとお話を済ませること。
ながながと話しては、フリートークの役目をぶち壊してしまいます。
「こんな時にはどうすればよいのか、困ってしまいます」
I often have difficulty finding how to deal with such cases.
なんて表現で終わってしまってもそれはそれで構わないのです。
要は、ご自分の技をデモンストレーションする、ということですから。
試験官の方が、くすっと笑っていただければ、これは大勝利、といえます。
ただし、あまり重要には考えないでくださいね。
あくまで、出だしのフリートークにすぎないのですから。
もう一度、言います。
にっこり、ほほえんで!!