英検1級2次対策①
これから英検1級の2次試験にチャレンジしよう、というかたへのアドバイス集です。
①相手の目を見て
試験官の方の目を見て、お話しすることが何より大切です。
わたしたちは、ついつい、記憶したことを思い出そうとするあまり、上を向いてしまったり、逆に
迷って下の方を見てしまったりします。
ダンスをされている方たちは、いつでもにこやかに前をむいています。
この気持ちと同じかもしれません。
たとえ、試験官の方の、ちょっといじわるな質問に答えるときでも、まっすぐ前を見て、にこやかに答えましょう。
②試験官も、話題の専門家ではない
このあいだの試験で、遺伝子組み換え食品について、お話をされた方にうかがいました。
自分も、新聞や、テレビで聞いたことしかわからなかったけれど、遺伝子組み換え食品は、大量に作れる。
害虫に襲われない。
病気にかからない。
だから、飢餓に苦しんでいる人たちへの大きな助けになる。
これにたいして、試験官から、問題点はないのか、という質問があったそうです。
小さな問題はいくつかあるが、現在、科学技術も進んでおり、間もなく解消されるだろう。
そう答えられたとのこと。
自分も専門ではないし、試験官も、GMの専門家ではないはずだから、それほど内容に不安は持たずに答えられたそうです。
ある意味で、これはとても大切なことです。
試験官の方たちも、教師や、通訳ガイド、他にも英語を使ったお仕事をされていらっしゃる方は多いのでしょうが、理系の、こうした話題の専門家の方は少ないだろう。
この方はそう考えられて、こう答えたそうですが、たしかにそのとおりだったのか、そのあと、特に難しい質問もなく、面接は終了したそうです。
むしろ、その時思ったことがあったそうです。
それは・・・
③スピーチは賛否両論考えてみる
ということ。
賛成か反対か、というテーマが多いのですが、ある方向でのスピーチをすると、質問は、その逆からの立場のものが多かった、という印象を受けたそうです。
たしかに、わたしたちは、ディベート的な話し合いの経験が少ない場合が多い。
このため、反論をされたときに、「かんがえてないよう!」と焦ってしまうことがよくあります。
でも、試験官としては、当然、反論、とまではいかなくても、そんなにうまくいきますか?くらいの質問は、してきて当然です。
スピーチを書いてみたら、今度は逆の立場に立って、質問を考えてみると、とてもよい予習になると思います。