2次試験は、過去問題の検討がとても役に立つ試験です。
一日も早く、準備に取り掛かりましょう。
英検1次試験が終了しました。すでに模範解答も公開されています。
今から何をすべきか。2次対策です。
1次の結果がわからないのに、2次対策に取り組むのは時間の無駄になってしまうかもしれない。
これは間違いです。
不合格通知が来るまでは、合格を前提にがんばりましょう。
2次試験を受けられる方を見ていると、1回でも過去問題を見ておけば、苦労しなくてもいいのに、と思うことがたくさんあります。
3級ですと、まず音読、そのあとパッセージ(文章)に関する問題に解答。
それからイラストについての問題が二つ。中心人物が何をしているか、あるいは何をしようとしているか、という設問。そのあと、別の人物を見て、その人はどうしているか、というタイプの問題になります。
予習がしてあれば、どういう出題になるか、簡単に想像できます。
そしてそのあと2問、出かけたい場所、したいことなどの質問が続きます。
準2級の場合も、同じように音読、文章への質問があり、そのあと、5人程度の人たちがそれぞれいろんなことをしているイラストを見て、ひとりひとりの動作を説明。これも類似問題がたびたび出ているので、予習しておけば、かなり楽になります。そのあと、なにかトラブルを抱えた人物の状況があり、それを説明する。基本的にはトラブルそのものと、その原因を挙げればよいでしょう。
そのあとの質問は、3級と同じようなタイプになります。
2級では、試験のスタイルが準1級に近くなってきます。
この級でも、パッセージ音読と質疑応答は変わりません。要注意なのは、代名詞を使うこと。
次は、3枚あるイラストの説明ですが、今までの級とは違って、一つのまとまった流れに沿ったものになっています。
さらにイラストの中に、登場人物が考えている内容も描かれていたりするので、その場合には、その中身も含めて説明する必要があります。
20秒間、準備の時間が与えられますから、その間に、一通り説明の内容を組み立ててみて、どう表わしたらいいのかわからない場合には、別の言い方を工夫しないといけません。
そのあとは、一般的な質問ですが、ここでも今までの級に比べて、難易度が高いために、沈黙してしまう方がいらっしゃいます。
何も言わなくても、ある程度時間が過ぎてしまうと、終了になってしまいますから、思いついたことを何か言って、そのあと、その説明ができればよい、と考えてください。
実際に英語を話す機会のあまりない受験者の場合には、意見を求められることはかなりつらい体験になるようです。
こうしたプレッシャーに負けないように、ある程度の練習を重ねておくと役に立ちます。