2012年6月10日の英検1次に続いて、2次対策が必要になります。
英作文の点数もありますから、「不合格通知」が来るまでは、合格していることを前提に準備をする必要があります。
なぜなら、合格が確定するのは6月末ごろであり、そのころに準備を始めると、明らかに出遅れてしまうからです。
英検1級においては、2次試験はそれだけで独立した試験といってよいほど難易度の高いものです。
形式としては、試験会場に入室し、試験官との短いやり取りの後、トピック5つが提示されます。
この時、気持ちを揺らさないことです。
トピックについては、一つに決める。
迷うと、時間の無駄になります。
いけそうなものが二つ以上あった場合でも、さっさと一つに決めてしまい、他の物は頭から追い払ってください。
私自身、実際の試験で、二つのトピックに気持ちが動いてしまい、どちらにするか迷った挙句、惨憺たる結果になったことがあります。
次に、試験までにできるだけ多くのトピックの英文に触れておくことをお勧めします。
最近は、大学入試でも自由英作文が出題されるので、参考書も充実してきています。
そこで、そうした参考書を文字通り、「参考」にして、自分の英語で言い換える方法などを使ってみるとよいでしょう。
ただ、大学入試の自由英作文は、実際に面接で話す量に比べて少ないので、(概ね100語程度のことが多い)自分なりにお話を膨らませたり、論理的な説明を補う必要があります。
プレイスから出ている「例解 和文英訳教本 自由英作文編」(小倉弘)という本があります。
これは、さまざまなトピックに対して、英語のエッセイと和文とが並列して載っている優れものです。
ただ、これでも、スピーチとしては十分とは言えないので、一度、自分なりの作文をしてみて、そのあと、この本の模範例と比較。
それから、もう一度、自分の考えを含んだ内容でリライトしてみるのもよい方法だと思います。
考え方の参考になるのは、「大学入試 英作文ハイパートレーニング 自由英作文編」(大矢復)桐原書店です。
ここでは、与えられた条件に対してどのような発想で書いていけばよいかを懇切に説明しています。
全体のとしての英文量はそれほどではありませんが、書き方として参考になります。
もちろん、英検で要求されている内容と若干、ずれがあるので、このあたり、調整しておく必要があります。
とりあえず、この2冊の著作を参考にして、自分なりの2次面接用の文章作りをしておくとよいと思います。
この場合、自分なりのノートを作って、それに必要なことはすべてコピー也で、貼っておくといいでしょう。
かなり本腰を入れた学習が必要です。
近いうちに続編をまとめる予定です。