すでに英検のホームページなどでも表示されていますが、英検1級、準1級、2級の英作文が、変更になります。
簡単にまとめると、
1級では、
①全体量が増え、(200字程度→220-240字)
②ポイントという指針が消える
準1級では、
①従来のe-mailの、独立した3問の質問に対する回答という形式ではなくなり、
②従来1級で出されていたような、賛成か反対かを問うような長文になり、
③序論、本論、結論の形式を踏んだ、
④ポイント2つを利用する
⑤100語→120-150語
2級では、
①今までにはなかった自由英作文の導入で、
②スタイルは1級に出ていたような形で、トピックが与えられ、それに対する意見を書く。
③意見→理由(根拠)2点(ポイントに出されているもの3つを使っても、使わなくてもよい)
④80語-100語
ということで、かなりの難化が予想されます。
1級に関しては、従来のものに対してポイントが消滅するだけなので、それほど大きな変更とは言えないかもしれません。
準1級では、今までとはかなり違った形となるため、苦戦する人もかなり出そうです。
2級が一番大変でしょう。英検が出しているサンプル問題を見る限りでは、なんとなく今までの面接試験で、イラスト説明の後に聞いてくる質問に近い感じです。
ただ、面接では、100語という量は必要ではないし、即興という面もあって、あまり厳密に答えなくても、許される部分はあったかもしれません。
実際に文を書く、ということになると、スペルミスや、文法、時制などの細かな点に対する注意を行き届かせなくてはなりません。
おそらく受験者に対する負担は、従来の形より大きくなるでしょう。
それぞれの級の対策について、次回から考えてみます。