英検1級2次マニュアル⑤
ここまで、英検1級を受験される方のための学習方法について触れてきました。
必要なことは、過去問題研究につきます。
試験に取り組む、ということは、その試験の出題方法に合った勉強をする、ということです。
わたしも若いころは生意気で、試験には実力で合格してやる!と思っていました。
したがって、過去問題にもほとんど目を通さず、ほとんどぶっつけで試験を受けていました。
これは最悪の方法です。
実際、試験を受けてみると、思っていた以上にひどい成績だったことが何度もあります。
何度も、ということは、懲りずに何回もやっていた、ということでもあります。
はっきりいって、それは、全く時間とお金の無駄遣いです。
教える、という作業を通じて、そのことが、本当によくわかってきました。
英語を暗誦する、というのも、学生時代には、熱心にはやってきませんでした。
松本先生の放送の偉大さが分かったのも、先生がNHKの放送をおやめになった後のことです。
放送を始めて耳にした時から、一生懸命、その日その日の放送内容を覚えていたら、もっと英語ができるようになっていたのだろうな、と思います。
今になって、振り返ってみると、当時、無駄に過ごしてしまった日々が情けない。
皆さんには、そんな後悔をしていただきたくないので、情けない思い出を書かせていただきました。
最近、松本先生の昔のテキストを手にとって読んでみると、ああもっとやっておけばなあ、と思ってしまいます。
試験が近づいてきました。頑張ってくださいね。