試験対策の方法

特定の試験、資格試験でも学力検査でも同じですが、重要なことは、その試験でいったい何を評価したいと、出題者側が考えているのか、ということです。

たとえば、あなたが、英検1級の試験問題作成者に指名されたとする。
まずはどうしますか。
当然、最近の過去問題に目を通すはずです。
なぜなら、そうすることで、何を評価したくて、どういう形式で出題しているかがわかってくるからです。

したがって、いざ受験を心がけたら、まず過去問題を見直すことが大切です。

試験は、基本的には決まったパターンがあります。

高校などの試験問題では、まず発音、アクセント問題、そのあと、語法、イディオム問題、それからやさしい長文、ついで実力問題も含まれたレベルの高い長文、さらに英作文といった具合です。

このパターンを変えるだけで、受検者の成績が大きく下がってしまうことがあるほど、どういうパターンでの出題がなされるか、の影響は大きいようです。
過去問題を解いておく、ということは、このパターン慣れの作業をすることと同義です。

試験の採点などをしていると、過去のパターを試験1回分でも見ておけば、こういうミスはしないのになあ、と思われる間違いが、いくつもあって驚かされることがあります。

できれば模範解答も見ておくと、与えられた課題に対して、どのように対処すればよいのかが明らかになって、答え方の参考になることがおおくあります。

というわけで、とりあえず過去問題に目を通し、可能なら実際に時間も測って問題を解いてみましょう。

こうすれば、試験中に時間を無駄にすることなく、問題を処理していくことができます。

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