英語嫌いのあなたのための勉強法(学生編)

現在、学生の方で、英語が苦手、大嫌い、という方のための勉強法です。

英語が苦手、という場合、授業が全然わからない、ということが多いのですが、こうなるまでには、ある程度時間がかかっています。

授業を休んだり、先生がすきになれなかったり、他のことが気になったりして、しっかりと説明に耳を傾けることができなかった。

それでも、ある程度、英語の基本ができている人で、その空白時間が、大体3か月以内なら、取り戻すことは、簡単ではないにせよ、できます。

3か月、というのは、試験1回分少し多め、なので、英語の場合、ある項目がよくわからなくても、次の項目で取り返すことができる、という意味です。

ところが、わからない状態が半年以上続いてしまうと、これは難しくなります。

それまでに知っていたところ、理解していたところもぐちゃぐちゃになってしまうからです。

エブリにいらっしゃる学生さんの場合、英語が嫌いという方のケースは、こうしたことが多い。

この場合、わからない、という自覚が出たときがいつぐらいかを思い出してもらって、思い切って、その2年前から、復習を始めます。

たとえば、現在高校1年生だとして、まったくわからない。

高校に入ったころから、英語は苦手だった。

こうした状況であれば、中学の2年のことから始める。

そういうことです。

では、どのように勉強していくのか。

中学時代の英語は、ほとんど、英文を暗記することが重要です。

もちろん、3人称単数のS、とか、現在、過去、未来、あるいは関係代名詞 といった具合に、中学のころには、英語の基本的な項目は出そろうのですが、英文を暗記することで、理論はわからなくても、かなり学習に追いつくことができます。

もともと、文法というものは、実際にそのことばを使っている人たちが、その規則を整理して、わかりやすくしたものなので、英文をおぼえることが、文法理解の根本にあります。

わたしたちが、ルールに関してはなんとなく知っていても、実際には何のことを表しているのかわからなかったり、使えなかったりするのは、この「暗記」の部分が欠けていることが多い。

中学レベルのやさしい英語の教材を、一文一文、理解しながら音読して、くりかえすことで、中学の英文法は、ほとんと身につきます。

おすすめなのは、講談社から出ている「英会話・ぜったい・音読」の標準編で、これは、中学生用の教科書のレッスンを暗記用にまとめたものです。

それまで、音読→暗記 というのはよく言われていても、実際にテキストの形でまとめられたものはあまりなかったため、とてもよく売れたそうです。

まず、レッスンワンから、一文ずつ、丁寧に音読して、そのあと、くりかえし読んでみてください。

教科書ですから、英語には信頼がおけますし、毎日読んでいると、だんだんと意味を考えなくても、その情景が思い浮かぶようになります。

これが、まず、勉強のスタートになります。

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