英語の学習法の一つである音読が優れている点は次の3つだと思います。
第1はやりやすさ。
単語集の表紙のことば。「それぞれの英文を100回ずつ読んでマスターしよう」
文を100回音読することには、それほどの時間はかかりません。
英文に慣れてくるまで時間がかかりますから、効率は良くないように思われますが、どんどん速くなります。
「ニュース英語のリスニング(基礎編)」でも、とりあげる英文は、せいぜい一文あたり20語もありません。
口慣らしでは、20秒ほどもかかることもありますが、10-15回ほどで一文数秒(もう少し短い文だと2-3秒)でできるようになります。
1分もあれば15-20回は言えるわけで、5分で100回クリアできます。
第2に、身体が覚える点。
100回音読すると、もう一度同じ英文を読むときもすらすら読めるものです。
英文を見ながら音読すると、数回(15秒くらい)でカンが取り戻せます。
エブリでは、受験時代の後また英語の必要があって受講する生徒さんが多くいらっしゃいますが、学習を再開すると、すぐに学生時代に暗誦した文がすらすら言えるようになっています。
時間がたった分、却って前より言いやすい、と感じる方がたくさんいます。
最後に、記憶に長く残る点。
繰り返し言って身体が覚えてしまうレベルに達すると、記憶が頭の中だけではなく、いろんな部分に定着します。
街を歩いていて、聞こえてきた英語とか、ふとした事で反応します。
試験で同じ表現が出てきただけで、意味や音などが頭の中によみがえります。このおかげで、思っていたより多くの表現が記憶されていたことに気づきます。
エブリでの本格的な繰り返し練習は、こうした記憶の定着を助けてくれます。
英語の勉強を数ヶ月間休んでいても、何度か読みをくりかえすことで、簡単に以前の状態をよみがえらせることができます。
この素晴らしい体験をぜひご自身でなさってください。