おなじみの英検1級英作文問題で、私の作品をアップしておきました。
今回は、一般的な形での解説を付しておきます。
この問題は1級1次試験の筆記のうち4番にあたります。
問題としては最後ですが、できれば最初に取り組むことをお勧めします。
時間の余裕があると、気持ちの面でも楽な状態で取り組めるからです。
自由英作文は、与えられてテーマに基づいて200語程度の英文を書く問題です。
1級の場合、テーマはすでに出されていますから、与えられた条件を満たすにはどうすればよいかということです。
条件は次の通り。
200語程度で、序論、結論を含む3つ以上の段落を持ち、あげられた6つのポイントのうち3つを使用すること。
通常、テーマは是非論なので、賛成、反対いずれの立場に立つか決めます。
それによって、使えるポイントが決まってきます。
そこで、それぞれのポイントについて、説明ないし具体例を用意します。
この時、ポイントに用意された表現をそのまま利用しなくても、同じような意味を説明すればよいらしいので、ふさわしい言い方を考えます。
アウトラインをメモ書きして、問題がないか検討します。
特に論理性、つまり扱う題材がきちんと区別されているか、そして順序良く配置されているかに重点を置いて、アウトラインをチェックします。
うまく英語で表現できるか自信の持てないところは、下書きしてみます。
無生物主語にしたり、態を変えたり、必要に応じて仮定法を使うなどして、「危険な表現」を避けます。
書きあげたら、何度も見直しをして、スペルミスや文法の間違いがないことを確認しましょう。危ないな、という表現は極力使わないようにします。
それでは、実際にペンを取って書いてみましょう。