最近、ある実験で、ニュートリノのほうが、わずかながら光の速さより速い、という結果が出て、世界中の物理学者がおおさわぎ、という記事がタイムに載りました。
この記事の中で、気になった表現をいくつか拾っていきます。
まず、a stock phrase。「お決まりの表現」のような言い方です。
Physicists have a stock phrase they trot out whenever someone claims to have made an astounding discovery about the universe. (物理学者は、だれかが宇宙について驚くような発言をしたときに口にする、ありふれた表現がある)
a shade of 「ごくわずかの」
a team of European scientists has reportedly clocked a flock of subatomic particles called neutrinos moving at a shade over the speed of light. (ヨーロッパの科学者のチームが、ニュートリノとよばれる亜原子微粒子が光速より少し速いスピードで動いているのを記録した)
ここでclock という動詞を使っていますが、これは計時した、という意味です。
as it happens 「たまたま、実は、折よく、あいにく」
As it happens, Fermilab made its own claim of faster-than-light neutrinos back in 2007.
(たまたま、ファーミラボは、すでに2007年に光速より速いニュートロンという主張をしていた)
特に最後の表現は、時制が合わない感じがして驚かされます。
チェックしておくべき英語表現はどこまで行っても付きまといます。
辞典を引かなくてもよくなる時が来るのか、とよく言われます。
新しい言葉も生まれるし、そんな日は来そうにないですね。
英語って、やっぱり難しいですね。