英字新聞はおもしろい!②
英字新聞の面白さは、実は、ニュースそのものにもあります。
たとえば、ある業界に、力を持っている人がいて、周りはその人の意向に対して、忖度していた、としましょう。
これなどは、日本の社会で往々にみられることです。
こうした話題のストックがあれば、どうして、人は、忖度するのか。
なぜ、反乱を起こして、その社会を是正できないのか。
あるいは、どのようにその人がトップの座に就いたのか。
そして、その権力をどのように維持し出来たのか。
こうしたことを考えていくだけで、日本社会の構造が見えてきます。
なぜなら、こうしたことは、誰でも知っている、「どこにでも起こりうること」「起こっていること」だからです。
良きにつけ、悪しきにつけ、こうした部分が、日本の社会の一部であることは、多くの皆さんが認められるでしょう。
そして、一旦、事態が明るみに出て、社会的には非難されても、当事者には痛くもかゆくもないらしい、というのも、よくあること。
地すべりが起こり始めて、ようやく、大変なことが起こっているようだ、と考えるようです。
あるスポーツの会長さんについても、その下についていた多くの理事の方たちの一部では、何がいけなかったのか、よくわかっていないことをうかがわせる発言が見られました。
自浄作用がなくて、がっかりした、という声がある半面、あの人は立派な人だ、という声も強いのです。
こうした状況も、わたしたちが、よく見聞きする日常であります。
英字新聞の面白さはこんな点にもあるようです。