マンガ入門書です。
ユニークなのは、小説として書かれていること。
しかも、同人誌の作り方が、事細かに書かれています。
中学の頃、マンガのグループで、肉筆回覧誌を作っていたことがあります。
当時はコピーも、いわゆる青焼きしかなくて、特別な用紙に書いたものしか印刷できず、しかも片面印刷のみでした。
コンビニもありませんから、お手軽コピーもできません。
当時から見ると、時代の変遷は大きなものです。
この本では、小学生が、コピーを使って、一冊10円(!)のイラスト集を作るところから始まって、学園祭に向けて100ページもの作品集を作ろうとするところまでが描かれています。
マンガのグループや、英語のグループを作って活動することが好きでしたが、こうした形で、まとめてみることは今まで考えてみませんでした。
もちろん、同人誌の作り方が主眼なので、小説としての起伏には書く部分はありますが、これを参考にすれば、だれでも気楽にちょっとした作品集が作ることができるな、と感心しました。