面接室に入ると、かんたんなトークの後、問題カードを渡されます。
問題カードには5つのタイトルが書かれています。
以前、タイトルは二つ書かれていました。
わたしが初めて2次試験を受けたときには、「土地の値上がりについて」と「私の好きなスポーツ」の二つでした。
実は、自分の家を建てることを考えていたため、土地の問題は大きな悩みでしたし、またスポーツについては、たまたま当時関心を持ったものがあって、言いたいことがありました。
ここで欲をかいてしまったのです。
1級のスピーチは、まず問題を見てから1分間の準備時間が与えられます。
このあと、2分間スピーチをして、それから質疑応答が続きます。
1分間しかない、準備の時間に、二つのテーマについて考えると命取りになります。
わたしは、言いたいこと二つが交差してしまって、あれも言いたい、これも言いたいという状態になってしまいました。
なまじ、話しをすることには少し自信があったもので、スピーチプランを二つ立ててしまいました。
時間が来てスピーチを始めましたが、大きなミスは、1分間準備しても2分間、十分に話すことができないのに、30秒しか準備できなければ、まるで情報が足りないということです。
おかげで、スピーチの割り振り時間を大幅に余らせてしまい、痛恨の空白時間を作ってしまいました。
タイトルを見たら、多少不安が残っても、心を決めて、決定したトピック以外は無視して準備を進めること。
これが私の教訓です。