わたしたちが英作文を書くときに陥りがちな罠があります。
難しい単語を使いたくなる。
しゃれた表現を入れてみたくなる。
でも、英検に限らず、どんな試験でも、最も良くないことが、「辞典を見ればすぐわかるミスをしない」ということなのです。
たとえば、スペルミス。
受験レベルが上がれば上がるほど、基本的な単語のスペルを間違えることが命取りになります。
もう一つは、語法のミス。make myself understoodを、make myself understandとしてしまう。
他動詞のenjoyに、目的語をつけわすれる。
Did you enjoy yourself at the party? をDid you enjoy at the party?と書いてしまう。
正しくは、先の文か、Did you have a good time at the party?という形にすべきです。
つぎに、論理的にかみ合わない文章を書いてしまう。
英文を書く作業は、わたしたちを興奮させてしまいます。
そのため、英文を調子に乗って書いていると、内容が勝手に暴走して、論理的でなくなったりします。
前回、例に出した紙の辞書、電子辞書の問題でも、紙の辞典より電子辞書が役にたつ、と書いていたつもりが、気が付いたら、紙の辞典の良さを書いていた、ということもあります。
うそ!と思われるかもしれませんが、案外によくあるミスなので周囲しましょう。
それでは、次の「書きにくさ」を述べていくことにします。