最近、手に入れることになった英語版のテキストがあります。
OXFORDの出しているEnglish Fileというテキストですが、4Aという項目で、なかなか興味ぶかいレッスンを発見しました。
My three days as a freeganという教材の出てくるレッスンです。
え? Freeganって何?と言われる方も多いでしょう。
オックスフォードの現代英英辞典によると、
a person who only eats food that they can get for free and that would otherwise be thrown out or wastedだそうです。
つまり、リーダーズ英和辞典にもあるように、
「賞味期限が切れたり、売れ残ったりしたため、廃棄処分として路上に置かれている食品を、消費社会批判の意思表示として、拾って食べるという活動を行う人」
ということになります。
Lis Scarffという署名記事になっている教材がありますので、少し見てみましょう。
They’re not poor or homeless, but they look in rubbish bins, for food to eat.
「彼らは貧しくもないし、ホームレスでもありませんが、コミ箱の中をのぞいて、食べ物を探しています」
bin = a receptacle in which deposit rubbishごみを捨てるための大型容器
They call themselves ‘freegans’–a combination of ‘free’ and ‘vegan’– and they are upset about how much food people waste.
「彼らは自分たちのことを「フリーガン」と称していますーつまり「自由」のfree とvegan, これはvegetableからきているそうです―そして、彼らは人々がすごく食べ物を無駄にしていることに怒っているのです」
(中略)
Their ideas are admirable, but taking and eating food from the rubbish sounds disgusting, embarrassing, and possible unsafe.
「彼らの考えは、賞賛に値しまずが、ごみから食べ物を取って食べるというのは、気分の悪くなる、みっともない、そして危険でもある行為です」
そして、筆者は実際に、フリーガンの活動に参加してみました。
My challenge is to live as a freegan for three days. Too embarrassed to go on my own, I’ve brought my friend Dave.
「私は、3日間、フリーガンとして生活しました。一人でやるにはあまりにみっともなかったので、友人のDaveと一緒に出かけました」
テキストはその後、実際にフリーガンとして活動している人たちへのインタビューや、(当然英語のテキストなので)単語や発音、さらに文法項目などもカバーされているのですが、内容として、日本の教科書には見られないものが多くあって、おもしろく読めると思いました。
この後に、フリーガン活動に関しての生徒たちの意見や、ディスカッションを進めていくことができる話だと思います。