先日、英検2019年度第3回の1次試験が終了しました。
受験されたみなさまのご感想はいかがでしたでしょうか。
正直なところ、今回は、やや難しさが増した、と考えられた方も多かったのではないかと思います。
わたくしどもが、レッスンを行っている英検1級、準1級、2級をはじめとする各級でも、
難化を指摘する方が多く見えます。
理由の一つは、単語が難しくなっている、ということが言えるでしょう。
たとえば、英検1級では、pique という単語が選択肢の中にありますが、
普通の辞典を引いても、「いきどおる」とか「立腹」という、怒りを表す語義がでてきます。
私の手元にある、Ex-word でもそうでした。
これには、ジーニアス英和大辞典や、オックスフォード現代英英辞典などが入っているのですが、
pique の1番には、(誇り、虚栄心を傷つけられての立腹、憤り)がでてきます。
ふたつめは、トランプ関係の表現で、ピク(=ピケット)プレーの途中で相手が無得点のうちに
30点を獲得すること、動詞として(誰かに対して)ピクを取る、がありました。
3つ目はフランス語系で、ピケというのは、綿、絹、人絹などの浮き出し飾り、と出てきました。
でも、英検での出題は、「好奇心をかきたてる」ことで、これは、たまたま手元にあった、
ランダムハウス英和大辞典に載っていました。
pique は、選択肢であるばかりではなく、この問題の正解でもあるので、
正直、厳しいかな、という感じです。
この厳しい1次試験の結果は、2月10日の午後には、受験された方たちにはわかります。
そこで、恒例の、2次対策セミナーを開講させていただきます。
今回も、セミナーは、すべて1回50分、プライベートで実施します。
もちろん、入会金はいただきません。2次試験の前日まで、ご予約いただいて、日程がお取りできれば、
レッスンを行っていただくことができます。
実際の試験の実施方法→試験の演習→反省点→反省を踏まえての演習 といった順番で、
わかりやすく、実戦的な準備をしていただくことができます。
各級の内容と費用は次の通りです。会場は、名古屋市地下鉄新栄町から徒歩3分のエブリ・イングリッシュ・サービスです。
お問い合わせ、お申し込みは、メール、お電話(052-934-1030)でお願いいたします。
お電話・メールとも、お問い合わせいただいた翌日にはご返事を差し上げます。
① 英検1級セミナー
即興で、1分間の準備→2分間のスピーチを行い、そのあと質疑応答が数分続きます。
レッスンでは、実際にご準備いただいたスピーチをおやりいただいて、そのあと質疑応答をします。
それから、スピーチのより良い実施方法をお話しして、その注意に基づいて演習をします。
できるだけ、情報の整理がなされ、はっきりとした流れのわかりやすいスピーチを目指します。
1回50分=7000円(税込) 必ず事前にご予約ください。
② 英検準1級セミナー
4枚のイラストからなるストーリィを、1分間の準備の後、英語で説明します。
カードの指示に基づいて、2分間で、イラストに基づく英語のナレーションを行います。
時間を超過してしまうと、途中でもナレーションを中止しなくてはなりませんから、
4枚のイラストを、2分間で過不足なく説明できること、そして、その後の4つの質問に
解答できることが大切です。4つの質問は、ナレーションに即したものが一つ、その後は、
イラストの扱っているテーマにかかわるものになります。要領よくポイントをまとめなくては
なりません。 1回50分、6000円(税込)事前の予約が必要です。
③ 英検2級セミナー
60語程度のパッセージと、3つのイラストの描かれたカードが渡されます。
まずパッセージを20秒の黙読の後、音読し、質問に答えます。
次にイラストを20秒見ながら準備した後、流れを説明します。制限時間はありません。
イラストのナレーションの後、カードのテーマに関連した質問、さらに日常の一般的な内容に関しての
質問がなされます。自分の伝えたいメッセージを要領よく、明確にまとめることが要求されます。
1回50分、5000円(税込)事前にご予約が必要です。
それぞれのセミナーは、2次試験の直前に、とても参考になった、また、やり方や、雰囲気がわかって、
気が楽になった、というお声をいただいております。
ぜひ、ご参加ください。
ここまでお読みいただいて、ありがとうございます。