エブリ・イングリッシュ・サービスでは、英検1級の英作文に対応したコースを設けています。
今回は、このコースの指導にあたって、もっとも大切だと考えていることを説明します。
それは、どのように全体を構成するか、です。
英検1級においては、賛成・反対のどちらかの立場をとるべき問題が出されます。
たとえば、「英語学習にとって、留学は必要である」です。
これには、必要か、必要とはいえないかのどちらかしか答えがありません。
英検では、問題で、「序論、本論、結論」の3つ(以上)のパラグラフ(段落)で表現することが義務付けられています。
序論の部分で、作者の立場、つまり賛成、反対を明らかにする。
I think it is necessary to study abroad.
次に、本論ですが、ここでもポイントという、「論じるべき話題」が6つあげられています。
このうち半分、3つを取り上げて、自分の考え方を説明する。
できれば、それぞれのポイントに1つの段落を与えたい。
段落の構成は、次の形になります。
ポイントの提示→ポイントを生かした主張→具体的な例証、または論理的な証明
最後に結論が出てきます。
結論では、序論と同じように、作者の立場を明確に示します。
できれば、序論とは少し表現を変えて、それでも同じ論旨を述べることができるとよいでしょう。
ブログで英文エッセイを載せている場合がありますが、基本的には今まで見てきた英検1級のフォーマットにのっとったものです。
もちろん、この形式は、自分の主張を論理的に述べるために共通のもの。
したがって、1級に限らず、さまざまな話題で生かすことができます。
ぜひ、チャレンジしてみましょう。