おそらく英検1級に挑戦しようという方がまず驚かされるのはボキャブラリーだと思います。
大問1は、他の級同様、1文または2文の英文があり、文中の( )にあてはまる単語を続く4つの選択肢から選ぶというものです。
問題は、この選択肢の単語のレベルで、現在、さまざまな英語の試験で出されている単語の中でも1,2を争って難しい。
どんなレベルなのか、とよく尋ねられますが、実際にはタイムやニューズウィークを読んでいると、ああ、これは!と思うレベルです。
ただ、これが1級レベル!というように判断することは難しく、どちらかというと1級の受験準備をしている人が、他で単語を見たときに、これは1級に出ていたな、と感じる、というのが正直なところです。
単語を覚えるのは、どんな人にとっても大変なことです。
以前、エブリに来ていただいた、ある高校の先生は、次のようにおっしゃってみえました。
「大学受験と同じように考えて、ノートを3冊つぶせば何とかなると思いました。実際、4冊目に入って間もなく1次試験は合格しました」
旺文社から出されている単語熟語集を利用されたそうですが、それ以外にもアルク社などから、有効な参考書が出ています。
わたし自身も、ボキャビルは決して好きではないので、苦痛ですが、知らない単語を毎日一つでも覚えていくしかなさそうです。
英英辞典などで調べていくと、単語の意味はいくつも出てくるのですが、それを全部覚えようとすると大変で、なかなか頭に入りません。
じっくりと定義を読んだら、ぴったりの意味を探してそれだけ覚えるようにすると少しは役に立つかもしれません。