2次対策で重要なのは全体の構成です。
トピックに対して自分の立ち位置を決め、それに沿って内容を物語っていきます。
自分の主張と、これから何を語っていくのかを明確に提示します。
準備段階では、1次試験の自由英作文と似た形になりますが、ライティングは、ある程度、表現などを考える余裕もありますし、それほどあわてる必要もないかもしれません。
それに対して、面接試験では、5つのトピックに対して、まず一つベストなものを選択して、1分間でアウトラインを作り上げる必要があります。
お勧めしているのは、自分なりの作文パターンにのっとって、スピーチ案をいろいろ立てておくことです。
実際に2次試験の期日が来るまでには、ひと月ありませんから、一日一本作文するつもりでいても、10種類くらいのトピックしか用意できません。
前回、ご紹介したような参考書を活用しながら書いてみても、20本は難しいでしょう。
過去問題集を参考にして、インターネットなどで表現を調べて、ある程度まで自分の言いたいことを述べる、役に立ちそうな文章があれば参考にさせてもらう、一度書きあげたら、何度も音読して、最終的には何も見ないで言えるようになるまで、練習する。
このことに尽きるでしょう。
タイムやジャパンタイムズなどの英字新聞、雑誌はトピックの宝庫です。
丁寧に一日分の記事を読みこんでいくだけでも、かなり参考になるものがあるでしょう。
お勧めは、社説やエッセイで、これを読んだ後、自分なりの言葉で置き換えて説明するようにすると、アイディア、資料は信用できるものなので、説得力のある英語を口にすることができます。
起こってすぐの、時事的なものはあまり出てこない、とは言え、原子力発電もしくは電気の自由化といったものは出題されても不思議はありません。
英検の長文自体も、取り上げ方によっては、おもしろい題材になります。
復習しながら、同時に受験対策も取ることができます。
あと、時事英語として参考になるのが、準1級の試験問題です。
こちらもあまり世の中で知られていない時事的なトピックがでてくるので、読んでおくと参考になります。
機会があれば、さらに詳しく述べたいと思います。