アメリカへの留学熱が復活し、TOEFLの受験を考える方も増えてきました。
9・11事件以後、TOEFLが文法などを中心とするタイプのものから、スピーキングとライティングの力を問う新しいスタイルの試験に生まれ変わりました。
これは、日本人にとっては、かなり負担の多い出題形式です。
こうした形式の試験で、何より大切なことは、「言いたいことを持つ」ことです。
そのためには、できるだけ自分なりにモノを考えるように努めることが大切。
自分なりの考えをするための方法としては、読書があげられます。
NHKブックスから「哲学ディベート」という本がでています。
この本では、いわゆる「ディベート」、つまり即興的論争ゲームとは違った形で、現実の問題に、論理的に対応する方法を提起しています。
まず、参加者により問題提起がなされ、それに対して別のメンバーによる反対論。そしてその後は、参加している面々が意見を述べ合うというもの。
これを英語でも実践していくことが重要です。
最初のうちはすごくやさしい問題。
学生による教師への評価はよいか悪いか。
まず、自分が教わった先生の良かった点、よくなかった点をのべます。
そのあと、どういう風に先生にその評価を伝えるか、客観的な評価がありうるか、また統一された基準というものがありうるのか、個々に話し合うのです。
それから、教師の評価、という一般論に入っていきます。
この時も、それまでに話し合われた自分の体験とか、気持ちを基にして話を進めていきます。
最初は、このような価値観を問うような話題で話していきますが、ある程度きちんと話せるようになったら、死刑廃止問題など、データに基づいて話のできるものに変えていきます。
(ディベートでは政策論題といいます)
エブリでは、こうした方法で、新しいタイプのTOEFLで高い点数がとれるような訓練を重ねていきます。