むかし、絵のレッスンを受けていたことがあります。
子供だったので、そのレッスンで、好きなマンガのキャラクターを書いていい、と言われるととてもうれしかったことを覚えています。
ちょうど、レッスン用のカバンの中に入っていたあるキャラクターグッズをまねて、大きな画用紙に細かく描いたことを思い出します。
普通のレッスンのときは、写生が多くて、あまり面白くなかったのですが、その時だけは楽しかったのです。
ただ、実際に役に立ったかな、というのはデッサンだったり、写生だったりしました。
ある技術を身につけるために、ときどき自分の好きなこと(マンガのキャラクターを描く)のは決して悪いことではありません。
ただ、キャラクターを描いているだけでは、技術の向上が見られないのも事実です。
描いているキャラクターは、その作品を作った人のデッサンであり、デフォルメであるからです。
絵画のレッスンのクラスの先生も、ときどきマンガを描かせてくださいましたが、基本的にはスケッチでした。
英語の勉強も同じかもしれません。
外国人の方と話をするのはもちろん楽しいことです。
でも、実際にきちんとした内容を話すことができるようになるためには、地道ですが、文法と表現、そして話すべき内容とそれに伴う英語での言い方を知っておく必要があります。
時には、自分のやりたい英語を学びつつ、同時に基本的な部分を押さえておきたいものですね。