impunityのはなし

impunityのはなし

今回の英検1級に出題された単語の1つに impunity があります。

日本語で引くと、「刑罰を受けないこと、前歴がないこと」と出てきます。

いまひとつしっくりこないので、英英辞典を引いてみます。

Oxford Advanced Learner’s Dictionary では、次のような説明になっていました。

If a person does something bad with impunity, they do not get punished for what they have done.

「もし人が何か悪いことを impunity で行ったら、彼らは、自分たちのしたことのためには罰せられることはない。」

罰則が免除される感じですね。

「英和活用大辞典」だと、ここのところの表現がずらり並んでいます。

with comparative impunity 「比較的無難に」

with perfect impunity 「まったくとがめられずに」(無事に)

with virtual impunity 「事実上、何の罰もうけずに」

go with impunity 「(物事が)大手を振ってまかり通る」

You cannot do this with impunity 「これをするときっと咎められる(無事には済まされない)」

It is all in accordance with natural laws that may not be defied with impunity.

「それはすべて、無視すれば、必ず咎めを受ける自然の法則に沿っている」

さきほどのジーニアス英和辞典の例文は、次の通り。

We should not let such an act stand with impunity. 「我々はそのような行為を見逃すべきではない」

なかなかなじみにくい言葉ですが、こうやって辞典を引いてみるだけでも、少しはなじめたような気がしませんか。

少なくとも、何となくですが、意味が分かってきたような気がします。

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