英語の発音とアクセント

わたしたちは、英語の音読をする場合に、まず、教科書の単語からとりかかることがよくあります。

このとき、単語の横に発音記号が書いてあり、([ai]などですね)当然、アクセントの位置も書かれています。

一語一語を読んでいるときには、それぞれの単語にはアクセントがおかれます。

ところが、この単語たちが集まって、文を作り上げると、発音やアクセントに面白い変化が起こります。

各文には、強めるべきところがあります。
The rain is causing the water canals to rise to the dangerously high levels. という文があるとします。
Rain と water canals、さらに dangerously を強めるとします。

強められた4つの単語は、もともとの位置にアクセントがおかれて、発音も最初に練習したのと変わりません。
文の中心になる言葉だからです。

ところが、その他の単語たち、たとえば causing であるとか rise などは、脇役になってしまいますから、ほとんどアクセントの置かれない、目立たない言葉になってしまいます。それどころか、隣の言葉とくっつきあって、存在自体、わかりにくくなってしまうことさえあります。

このあたりの発音の仕方は、徹底的にモデル音を聞きこむ方法でしか、マスターできません。
これは、わたしたちの言語、日本語が、隣接する音との融合をほとんどしないため、なかなかわかりにくいところです。

また、英語の歌を日本人が歌うと、リズムがずれたり、最後に歌詞が「あまってしまう」原因でもあります。

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