平清盛

松山ケンイチさんの「平清盛」です。

目がすごい、と思いました。

2月29日放送の回で、清盛の父、忠盛(中井貴一さん)が、武士であるにもかかわらず、ほんらい貴族にしか許されない、殿上にのぼることを認められたため、王侯たちの姑息な嫌がらせに遭遇します。
これを、松山ケンイチさんの清盛は、じっと見ています。
睨みつけています。

この目がすごい。

清盛のライバル、源の義朝役で、玉木宏さんがでています。
玉木さん自身、かなり力のある役者さんだと思うのですが、当時としてはあまりに都会的過ぎて、ひ弱な感じさえします。

松山ケンイチさんのぎろっとした目は、まるで野生のトラのようです。

以前、仲代達矢さんが主演で、おなじく清盛を主人公に据えた「新・平家物語」が大河ドラマになりました。
当時、毎週見ていましたが、仲代さんがもうすでに大人の風情であったため、そのあたりのエネルギーは、あまり感じられませんでした。
(そのかわり、演技力のそろった俳優さんばかりで、大人のドラマとして楽しむことができました)

今回は、演技については?というところもありますが、松山ケンイチさんのあの目を見るために、しばらく見ていこうと思っています。

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