真樹日佐夫さんのこと

年が改まってすぐに、真樹日佐夫さんの訃報をききました。

真樹さんといえば、「巨人の星」「あしたのジョー」で有名な梶原一騎さんの実弟であり、ご自身、「ワル」などの原作者として、また「拳」などの小説家として著名な方でした。

もちろん面識があるわけではありません。

実は、わたしは、梶原一騎、真樹日佐夫さんの作品を折につけ読んできた、隠れたファンでした。

体形的にも、経験から言っても格闘技系とはほど遠い、私のような人と、まさに体育会系と言ってよいお二人とでは、天と地との違いがあります。
ただ、格闘技ファンが、案外、かよわい(?)男性たちであるように、意外な人が、思いがけないものを愛好していることはよくあることです。

兄の梶原一騎さんに『空手バカ一代』という大山倍達氏が世界を相手に空手で戦っていく痛快なアクション劇画があり、さらにその続編的な『ボディーガード牙』や、『カラテ地獄変』があります(梶原氏が、講談社の編集者を殴って、刑務所に入るのはこの連載の時期でした)。

そして、真樹さんには、その続編ともいうべき、「格闘者―新・空手バカ一代」があります。

今あげた作品はすべて愛読して、楽しい時間を過ごしましたし、また、自分の英語の勉強にも、励みになったと思っています。

こうした自分史の中で、懐かしい存在でもあった真樹さんが亡くなられてしまったことは本当に残念です。
さきほど、本屋に出かけたところ、ある格闘技系の雑誌に、真樹さんの『送る会』の模様が掲載されていて、あらためて真樹さんが亡くなったことを思い、場違いかもしれないと思いつつ、このような文をしたためました。

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